計装メンテナンス

中央監視装置とは

 ビルや施設の設備の自動化、故障の監視・記録といった

 「エネルギー管理」「施設管理」を行うための機能を搭載した装置を

 中央監視設備と呼びます。

 

 ・すべてを統括するサーバー

 ・サーバーが設置されているシステム制御盤

 ・運用状態のを確認及び詳細設定を変更する為の監視用PC

 
 主にこれらの3つから構成され、管理員室や防災センター等に

 設置されておりメンテナンスの際は、データの保存及び運用状況の確認
 監視PC及び周辺機器の分解清掃等を行います。

 緊急時やメンテナンス時に発覚した不具合の調査等は
 専用のプログラムを解読する所から始めないといけない場合もありますので
 専門性の高い技術と幅広い知識が必要になります。
 

自動制御とは

 

 機械・装置の状態や動作を自動的に制御することです。

 

 弊社で扱う業務の中でも、取り扱いが多い【空調自動制御】を例にして
 ご説明します。

 

 室内に設置されたセンサーの計測温度と目標になる温度を比較して
 空調機から室内に送る空気を、バルブ等を操作し冷やす若しくは温め
 室内の温度を設定された温度に近づける動作を自動的に行います。


 この時空気を冷やしたり温めたりするのに、水や蒸気を用いており
 水や蒸気の量を、温度差によって調節します。

 この様な制御を行う事を総称として、自動制御システムと呼びます。

 
 自動制御システム内で、温度・湿度などの制御を行うとともに
 設備機器の運転管理を行う機器をコントローラと呼び
 制御に使用するバルブやセンサー等を総称してローカル機器と呼びます。



コントローラとは

 

 コントローラーはその名の通り、建物設備・機器を最適な状態に
 

 制御する機器になります。


 

 運用状況等に応じて、それぞれ最適な制御で運用されています。


 

 中央監視装置と接続することができ、運転状況の監視装置への送信
 
 中央からの指令に基づく運転管理などにより
 
 建物全体の統一管理が可能になります。

 

 

 

ローカル機器とは

 コントローラー等に管理・制御されている機器を総称して 
 ローカル機器と呼びます。

 

 水量や蒸気の量を調節する、電動弁:通称MV

 風量を調整する、ダンパ操作器:通称MD

 室内の温湿度を計測する、室内型温湿度センサ

 ダクト内の温湿度を計測する、ダクト挿入型温湿度センサ etc…

 

 多種多様な機器があり、それぞれの管理状況に応じて

 適切な機器が設置されています。

 

 点検では、コントローラーから操作して、電動弁が正常に動作

 しているか、温湿度測定器を持ち込み、センサとの差がないか等

 実際の制御動作の状況を確認します。


 

PAGE TOP